男子チームスプリントで、日本が金メダルを獲得した。第4戦のニュージーランド(NZ)大会に次いで、同種目で2大会連続優勝とした。

今回は、BMXの日本代表でもある長迫吉拓(26)を第1走に投入。2走新田祐大(33)、3走が深谷知広(29)という今季W杯では初の布陣で臨んだ。予選を2位通過すると、1回戦でロシアを43秒055で破り、決勝はポーランドを42秒912で下した。42秒台は、前回のNZ大会で日本勢として初めて記録したばかりだった。

連続金メダルの快挙に「自信を持って挑めたことが良かった」と新田。深谷は「チームとしての団結力、ひとつになれたことが結果につながった」と振り返った。そして長迫は「助っ人として参加したが、逆に助けられた。迷惑をかけないように心掛けた」と喜んだ。

メンバーと場所が変わっても42秒台をマークしたことで、同種目での急成長を世界に示した。「残すところは世界選手権と東京五輪なので、今以上にタイムを出せるように頑張りたい」と新田は先を見据えた。