花園優勝5回を誇る名門の東海大大阪仰星(大阪第3)が11トライの豪快な初陣発進だ。突破力、展開力で関商工(岐阜)を上回った。敵にトライを決められた直後の前半終盤。26分、29分に立て続けにモールで押し込んでゴールライン間際へ。連続トライで突き放した。

湯浅大智監督(38)は「いいゲームができたと思います。今日、雨が予想されていた。長引いたら、ボールを握っていった方がいい場面もあるかもしれない。もともと準備はしっかりしていた」と説明した。

この日は大阪府予選でメンバー外だったWTB堤光司(3年)が先発に抜てきされ、前半29分のモールからのトライを決めてみせた。合計2トライにも「メンバーを外れた選手も周りにいる。責任を感じました」と気を引き締めていた。

キックパスや単独突破で得点を重ねるなど、多彩な攻撃が光った。1月1日に東京(東京第1)と対戦する。