初のベスト8進出はならなかった。中部大春日丘(愛知)が常翔学園(大阪第2)に15-19で惜敗した。

前半を3-14で折り返したが、後半に2トライを奪うなど反撃。試合終了間際には、モールでゴール直前まで攻め込みながらも、オーバーザトップの反則をとられ逆転のチャンスを逃した。宮地監督は「常翔さんのFWの最後の圧力。ベスト8に行くにはああいうところが壁なんでしょう。でもとれる1トライだった」と相手の底力を認めながらも、悔しさをにじませた。

8強入りは6度目の挑戦だった。CTB徳重主将は「ゲーム全体では大きな差はなかったかもしれないが、伝統校はああやって最後の最後に強い。来年はベスト8を目指してほしい」と、7人がプレーした後輩たちに夢を託した。

会見の冒頭では無念さを隠せなかった宮地監督も、最後はすっきりした表情で気持ちを切り替えた。「最後のモールも含め、とりきれないところを課題にして、集中力を鍛えたい。あきらめませんよ、絶対に。今日も本当に少しずつ前に進んでいる。100回大会で勝負にいきます。7回目のチャレンジでは8強といわず、もっと上を目指すぐらいの力をつけてきます」と出直しを誓った。