東福岡は花園期間中、全部員で大阪にやってくる。メンバー外の部員は、試合のない日、関西圏で練習試合を戦う。次回大会に向けた「年越し合宿」でもある。

激しいプレーで顔に傷を作っていた1年生部員は「こないだは報徳学園と、昨日(4日)は関大北陽と試合でした」。1、2年生を中心としたチームを構成し、来季の戦力を鍛える。「対戦相手は前日まで知らされてません。花園の結果が出てから言われるんです」。花園で勝ち続ければ、関西のチームとの練習試合が増える。

応援に来ている保護者も毎日グラウンドで声援を送った。「花園で試合を見てるだけじゃなくて自分たちも試合ができるのはうれしい」。7年連続4強。日本一を目指す東福岡は、たくましさを増して花園に帰ってくる。【真柴健】