桐蔭学園(神奈川)が初の単独優勝を飾った。御所実(奈良)にリードを許したが、後半に11点差を逆転し、23-14で勝利。10年度大会は東福岡と31-31で両校優勝だったが、7度目の決勝で悲願を達成した。御所実は4度目の決勝だったが、またも初優勝を逃した。

Aシード対決は前半、両チームが陣地獲得を狙うキックの応酬となり、御所実が先手をとった。4分に相手キック処理ミスから得たペナルティーでタッチを切り、ゴールまで左8メートルラインアウトからモールを押し込み、SH稲葉聖馬(3年)がトライ。ゴールも決まり7-0とした。

16分には再び御所実がキック処理ミスから敵陣深くでスクラムを獲得、CTB谷中廉(3年)が左中間にトライ。ゴールも決まり、14-0とした。

桐蔭学園はPG1本の3点のみ。御所実が14-3で前半を終えた。

後半、桐蔭学園が反撃。積極的な仕掛けから、相手ゴール前に攻め込み、ラック連取からロック青木恵斗(2年)が左中間に飛び込み、トライ。ゴールも決まり、10-14とした。16分にはSO伊藤大祐主将(3年)がキック処理からカウンターで大きくゲインし、FB秋浜悠太(2年)が逆転トライ、15-14とした。23分にはWTB西川賢哉(3年)がトライを決め、20-14。27分にはSO伊藤主将が10メートルのドロップゴールを決め、23-14とした。