リズムダンス(RD)11位の小松原美里(27=倉敷FSC)、ティム・コレト(28=米国)組が95・75点を記録し、合計157・20点で11位となった。FD、合計ともにシーズンベストを更新した。

19年12月の全日本選手権後にコーチから「エレメンツはすごく良くなったけれど(レベルを)取ることばかりを考えて、ダンスじゃなくなっている」と指摘を受けた。この日は気持ちを改めて演技し、小松原は「アイスダンスなので、踊りをしっかりして、パフォーマンスしないといけない。今日はレベルが落ちて、GOE(出来栄え点)が上がった」と納得した表情を見せた。

シーズン最高の得点には「ケガでスタートしたシーズン。シーズンベストが出て当たり前なので、あまり『良かった!』とはならなかった」と冷静な分析。小松原が昨夏から悩まされた頭の痛みもなくなり、次に見据えるのは3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)だ。コレトは「昨日と比べると(完成度が)上がったけれど、まだ足りない。世界選手権では(FD)105点以上がいい」と力強く目標を掲げた。

RD2位のチョック、ベイツ組(米国)が合計213・18点で2連覇した。