テニスの4大大会、全米オープン(ニューヨーク)で、12日(日本時間13日)に行われた女子シングルス決勝を制し、アジア最多の4大大会3度目の優勝を遂げた大坂なおみ(22=日清食品)が、最新世界ランキングで、9位から3位に急浮上した。13日(日本時間14日)に、ツアーを統括するWTA(女子テニス協会)が発表した。

大坂が3位に復帰するのは今年の1月13日の週以来、238日ぶりとなる。大坂の総合得点は5780点で、2位のハレプ(ルーマニア)が6356点。その差、576点だ。27日に開幕する全仏は、優勝で得られるポイントが2000点で、昨年の大会で大坂が獲得したのは3回戦敗退で130点のみ。もし出場できて優勝すれば、その差、1870点が上積みされる。ハレプは昨年8強なので、4強以上に行かないと、上積みはない。

大坂は、優勝した直後の会見で「ゆっくりと休んで、(痛めた左太ももなどの)様子を見て決めたい」と、全仏への出場を明言しなかった。また、今週のイタリア国際(ローマ)は出場予定だったが欠場した。

◆WOWOWでは、21日午後12時半から。優勝記念特番。「全米2度目の制覇! 世界が称賛する大坂なおみ 絶対女王への道のり」を、WOWOWライブで放送予定。