アメリカンフットボールのXリーグが18日、X1スーパーのオール三菱が今季公式戦辞退を発表した。「選手の所属企業が担っている経済インフラとしての役割と社会的な位置付けを重く受け止めて、辞退の運びとなりました。春季よりトレーニングを積み重ねてまいりましたが、シーズン開幕に向けてはチームコンディションの遅れが否めず、選手の安全と健康を深く考慮も判断要因のひとつ」としている。下位リーグのX1エリアのパイレーツもすでに辞退している。

また、X1スーパーの東京ガスは遠征に伴う試合見送りを申し入れ。リーグはこれを受け入れて、関西で予定していたパナソニック戦は、パナソニックが関東遠征することに変更した。東京ガスは「お客さまとの多くの接点を持つ公益事業を営んでおり、新型コロナウイルス感染症の拡大防止およびエネルギーの安定供給の観点から、チームとしての遠征について自主的に規制することとしました」と説明している。パナソニックは3試合とも関東地区に遠征となるが、「共助の精神」で団結すべきと受け入れた。

今季は10月24日に開幕するが、Aブロックは4チーム、Bブロックは3チームでのリーグ戦となる。両ブロックの1位同士が、12月15日に東京ドームでの日本社会人選手権ジャパンXボウルで優勝を争う。