長岡商が準決勝で新潟中央を2-0で下し決勝進出を決め、3連覇へあと「1」とした。

前半は競り合う場面があったが、レフト本田菜(1年)の4連続サーブポイントで試合の流れを引き寄せた。左利きで、独特の横変則回転のかかるドライブサーブを主にストレートも交ぜ、相手を惑わせた。「1点1点決まるたびにうれしさがあったが、自分の気持ちを絶対に出さないようにし1本1本、1点にかける気持ちで打った」。もう1つの武器であるスパイクではレフトの幅を広く使い、ブロッカーを減らした上で強気に打ち込んだ。

レフトは元々、岡副華(3年)が入っていたが、ケガで欠場。岡副の思いも背負い、がむしゃらにプレー。1年生での大舞台に不安と緊張があったが「先輩の『大丈夫だよ』との声がけで笑顔でプレーすることができた」と振り返った。

今日1日の決勝は中越と対戦する。「得意のサーブとスパイクを駆使し、相手を引きつけて、10割の力で思いっきり打ち抜く」と宣言。「3年生に気持ちを寄せて優勝目指して頑張りたい」と目を輝かせた。【飯嶋聡美】