女性問題で昨年末まで活動停止を受けた競泳男子の瀬戸大也(26)が、ジャパン・オープン(2月4~7日、東京アクアティクスセンター)にエントリーしたことが8日、分かった。種目は200メートル、400メートルの個人メドレー、200メートルバタフライの3つ。最初のレースは、大会第2日の2月4日に行われる本命の400メートル個人メドレー。出場すれば、昨年9月13日埼玉屋外AG大会以来144日ぶりの復帰レースになる。

◆瀬戸の東京五輪への道 個人メドレー2種目は19年世界選手権金メダル=代表内定。200メートルバタフライは、代表選考を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)で代表権を狙う。個人種目は同選手権の決勝で、日本水連が定めた五輪派遣標準記録をクリアして2位以内に入ることが条件。200メートルバタフライの同記録は1分56秒25。瀬戸は日本記録1分52秒53を保持している。同種目のライバルは、16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人(自己ベスト1分53秒40)、18年ジャカルタ・アジア大会銀メダルの幌村尚(同1分53秒79)、20年日本選手権優勝の本多灯(同1分55秒76)らになる。