第48回全国高校選抜卓球(3月25日開幕、三重・津市産業スポーツセンター)の出場を懸けた東北大会が開幕。東北6県の代表男女各18チームが3ブロックに分かれてリーグ戦を行い、上位2チームが選抜出場権をつかむ。部員5人で臨む女子の秋田商は、1日目を2勝1敗のブロック全6チーム中3位で終えた。今日6日の残り2戦でも勝利を重ねて、2年ぶりの出場権を目指す。

1勝1敗で迎えた八戸学院光星(青森)との第3試合。2-0で3番手の半田るみ主将(2年)は、序盤2セットを先取されたが「主将の自分がチームを引っ張る姿を見せないといけない」と、意地で2セットを取り返した。自信を取り戻した最終セットのマッチポイントは、相手のミスを誘う強気なサーブで勝利を呼び込んだ。

チームの絆も強い。部員5人は細谷郁磨監督(50)の自宅に下宿しており、自分たちで洗濯や風呂の時間などの規律を決めて生活している。昨年は予選リーグ敗退で全国選抜出場が9年連続でストップしており、半田主将は「今日の結果をみんなと振り返って、明日の試合に臨みたい」。仲良さNO・1の「秋商ファイブ」が、一致団結で上位進出を狙う。【相沢孔志】