王者コンサドーレが常呂ジュニアを9-7で下して日本選手権3連覇とし、来年の北京オリンピック(五輪)における日本代表としての権利を獲得した。4月の世界選手権(カナダ)で6位以内に入れば北京五輪出場が決まる。

スキップの松村雄太は「チームとして成熟して、苦しいときに全員で耐えることができた」と喜んだ。

コンサドーレは1点リードの第7エンド(E)に3点を奪われたが、直後の第8Eで3点を奪い返して再逆転。サードの清水徹郎が、相手の3つのストーンをはじき出すトリプルテークアウトを決めて流れを引き戻した。第9Eではスチールで1点を加えた。

日本選手権最多となる11度目の優勝を手にした清水は、「きょうはよく分からない緊張があってチームに貢献できていなかったが、苦しい場面でなんとか一投決められた」と、第8Eでの好ショットを振り返った。

高校生チームの常呂ジュニアは健闘したが及ばなかった。

両チームの対戦は今大会3回目。12日の1次リーグではコンサドーレは5-8で敗れて今大会唯一の黒星をつけられたが、同日のプレーオフでは延長の末に9-8で競り勝っていた。