B1新潟アルビレックスBBの21-22年シーズンの新監督に、B2群馬クレインサンダーズで監督を務めて同シーズンのB1昇格に導いた平岡富士貴氏(47)が浮上していることが16日、分かった。平岡氏はbjリーグ時代の13-14年、14-15年の新潟の監督で、14日に群馬の退団が発表されている。

平岡氏は群馬監督5季目の20-21年、Bリーグ記録の33連勝、最高勝率9割1分2厘(52勝5敗)をマークし、B2優勝、B1昇格に導いた。新潟では00年から5季は選手で在籍し、現役引退した05年からはアシスタントコーチ、13年から2季、監督を務めた。

B1新潟は1月に戦列を離れた福田将吾監督(37)と去就について話し合いを重ねている。一方で、例年、7月に新チームが始動しているだけに、チーム編成は待ったなしの状況。新潟と縁が深く、結束力のあるチーム作りに定評がある平岡氏にも新監督就任を打診した模様だ。

大黒柱のPG五十嵐圭(41)の群馬移籍が決定的で、福田監督不在後に監督代行を務めた青木勇人アソシエイトコーチ(47)はB1横浜の来季監督に就任が決まった。刷新が余儀なくされる中、“レジェンド”に現場のかじ取りを任せる可能性が出てきた。

◆平岡富士貴(ひらおか・ふじたか)1974年(昭49)4月26日生まれ、茨城県出身。土浦日大高、日大を経て、97年に日本リーグ2部の愛知機械工業に入社。00年に新潟に移籍。04-05年シーズン終了後に現役を引退し、新潟のアシスタントコーチに。13年から新潟の監督を務め、15年はつくばロボッツ(現B2茨城)の監督。16年から群馬を率いた。