女子テニスの世界ツアー公式戦、東レ・パンパシフィックオープン(会場未定)の主催者は2日、9月20日より開催予定だった同大会を中止すると発表した。主催者は中止のリリースの中で、「出場選手や関係者、メディア、来場者、協賛会社、運営スタッフの安全確保をすることが現時点では厳しい」ことを中止の理由に挙げている。また、「海外からの選手が出場する本大会において、外国選手およびスタッフへの入国制限措置などを鑑み、中止せざるを得ない」としている。

同日に、日本テニス協会も主催である男子の楽天ジャパンオープン、女子の花キューピット・ジャパン女子オープンのツアー公式戦中止を発表。これで、2年連続、日本国内での男女世界ツアー公式戦は行われないこととなり、日本テニスに危機感が増している。