来年2月の北京オリンピック(五輪)に向けたカーリング女子日本代表決定戦で、2連敗スタートで後がなくなった18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが大勝し、通算1勝2敗とした。

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▽展望

10日の第1戦から試合の流れはロコ・ソラーレが作った。セカンド鈴木が絶好調でテークアウト、ドローと精度の高いショットでチャンスを演出。しかし北海道銀行のスキップ吉村がピンチを帳消しにする絶妙のショットを連発。接戦をものにして、連勝で王手をかけた。ロコ・ソラーレはあとがない第3戦で実力を発揮。相手のミスを逃さず大差をつけて1勝2敗にした。北海道銀行は不安定なセカンド近江谷が踏ん張ってスキップ勝負に持ち込みたい。第5戦にもつれ込めば、地力があるロコ・ソラーレが優位。