日本代表で18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが白星スタートを切った。

初戦でイタリアに11-6で大勝した。 前半を4-4の同点で折り返すと、第6エンドに不利とされる先攻で3点を獲得。直後に2点を与えたが、第8エンドで大量4点を挙げたところで相手が負けを認めた。

日本は12日午前3時から、欧州選手権ベスト4のドイツと対戦する。



チーム1011
ロコ・ソラーレ11
イタリア


◆試合経過


第8エンド

リードを広げたい日本が有利な後攻。藤沢が最後から2投目のショットを決めてNO1とNO2を確保。直後の相手の最後のショットはミスショットとなり、日本は再び大量得点のチャンスを迎える。藤沢は最後にテークショットを選択し、しっかり成功させて一挙4点。ここで相手が負けを認めた。日本は白星スタートを切った。



第7エンド

3点をスチールした日本が再び先攻。相手がNO1とNO2確保した状態で、「2点はOK」と判断した日本は、最後のショットで相手の石をきっちりと1つはじき飛ばした。

イタリアがラストストーンを着実にサークル内に置いて2点を獲得。日本のリードは1点に縮まった。


第6エンド

不利な先攻の日本が有利な形をつくる。NO1、NO2、NO3までを確保し、相手のラストストーンに。

得点を狙いにいったはずの相手のショットはウエート(速さ)が強く、ハウスを通り過ぎてしまうミスショットに。日本が3点をスチールした。


第5エンド

リードを許した日本の後攻。序盤から精度の高いショットを重ねた日本は、5投を残した時点でハウス中央付近に3つの石を集め優位な形をつくる。

1試合1回しか使えないタイムアウトを早くもここで使ったイタリアは、その後にミスショットもあったものの挽回。複数点の可能性もあったかに思えた日本だが、ラストショット後にNO2~NO4のストーンをメジャー計測した結果、1点にとどまった。


第4エンド

1点リードの日本は先行。一進一退の攻防が続く中で、イタリアがNO1を確保して終盤に入る。日本は藤沢がドローショットでNO1を狙ったが届かず。イタリアがラストショットを落ち着いて決めて、2点を獲得する。日本は3-4と逆転を許した。


第3エンド

日本は有利な後攻。サードの吉田知那美が相手のNO1とNO2をはじき飛ばす好ショットを見せるなど優位に運んでいたが、先行のイタリアは最後のショットで日本の石をはじき飛ばして自身が投じた石をガードストーンの裏に寄せるヒットアンドロールを成功させた。

日本は一転してスチールを許しかねない局面となったが、藤沢が落ち着いてドローショットを決めて1点を挙げ、3-2とする。


第2エンド

日本のロコ・ソラーレは先攻。ハウス中央には石がなく、外側のサークル上にイタリアのNO1、日本のNO2、イタリアのNO3という形で終盤へ。

ダブルテークアウトを狙った日本の最後のショットは相手の石をひとつはじき出すにとどまると、直後にイタリアがドローショットをなんとか決めて2点を獲得。同点となる。


第1エンド

日本のロコ・ソラーレが有利な後攻でスタート。NO1、NO2を確保して有利な状態で試合を進める。

相手のショット精度がいまひとつで、3点獲得のビッグエンドとなるチャンスもあったが、日本の藤沢五月のラストストーンは日本チームのガードストーンに接触してハウスには到達せず。それでも日本は2点を先取した。


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