バレーボール男子日本代表のセッター藤井直伸(30=東レ)が5日、公式インスタグラムを更新し、自身の治療費を支援するための「Team藤井募金」の終了を報告した。

先月27日、ステージ4の胃がんと診断されたことを公表。同期入団の選手たちが1日から目標金額5000万円の募金を開始していた。終了に関して「治療方針も明確に定まっていないのにも関わらず、冷静な判断ができなかったことにより、私たち家族や知人、会社、チーム等の理解を得ることもなくスタートした事で、大勢の方にご迷惑や不快な思いをさせてしまったのも事実」としている。

以下全文

【募金活動への御礼及びご報告】

この度はたくさんの方にご協力いただき、心より感謝申し上げます。

誠に勝手ではございますが、この募金活動につきましては、本日を持って終了させていただくことをご報告いたします。

たくさんの方が動いてくださり、その想いが何よりの力になりました。

そして、たくさんの方の気持ちを形にする場をつくってくれた同期の3名にも感謝しています。

しかし、治療方針も明確に定まっていないのにも関わらず、冷静な判断ができなかったことにより、私たち家族や知人、会社、チーム等の理解を得ることもなくスタートした事で、大勢の方にご迷惑や不快な思いをさせてしまったのも事実です。

大変申し訳ございません。

このような理由から、期限を待たずに募金を終了させていただくこととなりました。

現在、信頼のおける先生方と共に治療を進めております。

皆様の善意を無駄にすることなく、元気な姿をお見せするためにも治療に専念してまいります。

頂いた支援金につきましては、少しお時間を頂くこととなりますが、別途ご報告させて頂きたいと思っております。

 

藤井直伸 美弥