海洋高(新潟)相撲部に創部初の外国籍選手が入部した。モンゴル人のニャムオチル・トゥルボルド(1年)。182センチ、134キロの恵まれた身体だ。目標はインターハイ王者で、将来の夢は大相撲の横綱。大きな体と同様、夢は大きい。また入江夏希(1年)も創部初の女子部員として稽古に励んでいる。
厚い胸板に汗が光る。土俵の外でニャムオチルが四股を繰り返す。「日本の大学にも行きたいが、将来は大相撲。やるからには一番上の横綱を目指したい」。強い思いを込めて練習を重ねる。好きな力士は同じモンゴル出身の小結・豊昇龍(22=立浪)だ。
海洋高相撲部初の外国籍選手。村山大洋監督(30)は「強くなりたいという努力と、練習に取り組む姿勢は積極的。チームにいい影響を与えてほしい」と言う。筋トレも大好きで「下半身を強くしたい。そうしたらもっともっと勝てる」とニャムオチルは話した。
モンゴル・ウランバートル出身のニャムオチルが、家族とともに来日したのは小3の時。神奈川から千葉に移り住んだ小4から相撲を始め、能生中入学を機に一家で糸魚川市に引っ越してきた。中1時代は身長165センチで60キロとやせていたが、めきめきパワーを蓄えで現在の体重は倍以上の134キロ。中3の北信越中学総体では準優勝と、伸び盛りだ。
「右前みつを取って頭をつけ、相手を起こしながら押し出す」。勝ちパターンを明かしたニャムオチルの高校での目標はインターハイの団体、個人で2冠獲得。目標達成へ“電車道”だ。【涌井幹雄】


