新潟アルビレックスBB(中地区)はアルバルク東京(東地区)に63-67で競り負け、3連敗になった。試合終了5秒前、SG木村圭吾(22)の3点シュートが決まり、4点差に詰めたところでタイムアップのブザーが鳴った。追い上げもあと1歩及ばなかった。

第4クオーター(Q)、残り7分24秒で49-60。この日最大の11点差をつけられたところから、新潟は粘りを見せる。A東京の攻撃を約5分間無得点に抑え、その間にCコフィ・コーバーン(23)が7得点4リバウンド。「リバウンドなどチームでやることを遂行できるよう集中した」とコーバーン。残り約3分で56-60と4点差に迫った。

だが、終盤は先に5ファウルに達したため、A東京にフリースローで加点された。3点差以内の勝負には持ち込めなかった。前半は2つだったターンオーバーが後半が8と、要所でミスを犯したことも響いた。

強敵相手に互角に渡り合い、コナー・ヘンリー監督(59)は「前半は今季一番の守備ができた」と奮闘をたたえた。失点を今季最少の67点に抑えただけに「システムを遂行できたが、シュートが決まらないところがあった」と攻撃の詰めの甘さを悔やんだ。