レイカーズの八村塁(24)が移籍3戦目で初めてスタメン起用された。この日はネッツ渡辺雄太(28)との日本人対決で、第4クオーター(Q)途中の段階で八村が11得点、渡辺12得点と、いずれも得点を2桁に乗せた。

◆八村と渡辺によるこれまでの日本人対決

▼19年12月14日 グリズリーズ対ウィザーズ(メンフィス)

ウィザーズのルーキー八村とグリズリーズの渡辺による初の日本人対決。第2Q途中で渡辺が投入されると、その約2分半後の残り7分42秒、先発出場からいったんベンチに下がっていた八村が再びコートに戻り、NBA史上初の日本人同時出場が実現。この試合で両者が同時にコートに立った時間は1分9秒間だった。八村は28分40秒プレーして10得点、4リバウンド。渡辺は7分7秒の出場で無得点、3リバウンドの成績。

▼20年2月9日 ウィザーズ対グリズリーズ(ワシントン)

2度目の日本人対決。八村は先発で24分58秒出場し、得点とリバウンドでいずれも2桁をマークする“ダブルダブル”の活躍。一方の渡辺は途中出場で10分8秒プレーしたが、この日は2人が同時にコートに立つ時間帯はなかった。この試合の八村は12得点、11リバウンド。一方の渡辺は無得点、1リバウンドだった。

▼22年1月22日 ウィザーズ対ラプターズ(ワシントン)

日本人対決が2年ぶりに実現。八村、渡辺ともにベンチスタートで、第1Q途中からほぼ同時にコートに入った。まずは八村がジャンプシュートを放つと、こぼれ球を渡辺がリバウンド確保。第2Qでは最初からいずれもコートに立ち、八村が立て続けに得点を決めた。渡辺はこのクオーター序盤にベンチに下がると、後半は出番がなかった。両者が同時にコートにいた時間帯は5分47秒間。この試合、八村は19分50秒の出場で11得点8リバウンド。渡辺は5分47秒の出場で得点なしの2リバウンドだった。

▼22年11月4日 ウィザーズ対ネッツ(ワシントン)

通算4度目の日本人対決。ウィザーズ八村は第1Q残り約5分から登場し、ネッツ渡辺も同クオーター残り約2分からコートイン。2人が同時にコートに立つのは3度目で、マッチアップする直前に笑顔を交わすシーンも。両者の同時オンコートは過去最長となる計15分1秒に及んだ。この試合では渡辺が14得点、8リバウンドでチームの勝利に貢献し、八村は2得点に終わった。ネッツの新人で神奈川県横須賀市生まれのキャメロン・トーマスも出場し、“日本生まれ”の3人選手が同時にプレーする時間帯も長くあった。