大会連覇が懸かる北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレ(1次リーグ1位)が、プレーオフで中部電力(同2位)を下して決勝に進んだ。チーム初となる2連覇、通算4度目の優勝に王手をかけた。

予選の1次リーグで2敗を喫し、この試合も前半は追いかける展開となったものの、2-4の第6エンド(E)から5連続得点で逆転勝利を収めた。

勝利の陰には“さんまの思考”があった。スキップの藤沢五月は今大会期間中、明石家さんまのインタビューに好影響を受けたという。それは“反省”に対する思考法。さんまは「過信してしまうから反省するんだ。そう思わなければ、今日が人生のピークと思えばいい。自分を過信しすぎるから落ち込むんだ。俺はそうは考えない」と話しており、藤沢は「この考え方いいな!」と感銘を受けた。

「調子が良いときも悪い時も自分自身だと思います。今日のこの試合が今日のピーク。明日は明日のピークがくると思う」

笑顔で準決勝を振り返り、明日の決勝への誓いを立てると「お楽しみに!」とさわやかに付け足した。“さんまばりのポジティブさ”で一投一投に力を注ぐつもりだ。

敗れた中部電力は決勝進出を目指し、もう1つのプレーオフを制したSC軽井沢クラブ(1次リーグ4位)と同日午後3時から対戦する。