上位4チームによるファイナル進出を目指す2位の東レアローズが、3-0(25-15、25-18、25-21)のストレートでヴィクトリーナ姫路に勝利し15勝6敗とした。

得点源で198センチのクラン・ヤナ、昨秋の世界バレーで活躍した石川真佑にボールを集め、サーブでも崩して第1、第2セットを連取。関菜々巳のトスワークも光った。

第3セットは一時、追い上げられる場面もあったが冷静に得点を重ねた。

両チーム最多16得点を奪った石川は「しっかりサーブで攻めて、中で(選手間で)確認しながらやることができた。相手に点を取られても切り替えて、崩れなかったのは良かったです」と話した。

前週のKUROBE戦は1勝1敗。この日、16勝目を挙げた首位JTとは1勝差と僅差の戦いが続く。

確かな目標があるからこそ、関は冷静に現状を分析する。

「先週は自分たちにとっても悔しい負けでした。引きずることもあったけど、次の試合は待ってくれない。今週の2試合は勝たないとファイナル出場に向けて厳しくなるよね、という話を選手の間ではしていました。私自身、ラリーの中でのトスの精度を上げて、アタッカーが打ち切る場面を増やしていきたい。これからもチームの一体感と、勝ちに対する貪欲さを見せたいです」

日本代表としては5月末からネーションズリーグ、9月にはパリ五輪予選(東京)がある。所属チームでさらにレベルアップし、代表へとつなげる。

最下位に沈む姫路は7連敗。両チームは5日にも同会場で再戦する。

今節で対戦が一巡し、リーグ後半戦に入る。