東地区4位の秋田ノーザンハピネッツが、連敗を「3」で止めた。日本代表の河村勇輝(21)を擁する中地区首位の横浜ビー・コルセアーズに84-80で競り勝った。前節15日のアルバルク東京戦は今季ワースト52得点で敗戦。その前の2試合も得点が60点台と苦しんでいた。この1戦は古川孝敏(35)がチーム最多22得点、31歳の誕生日だったスタントン・キッドが19得点と攻撃の要が奮起した。

頼れるベテランが大きな1本を決めた。80-77の第4クオーター残り12秒、古川が空中で一瞬止まりながらジャンプシュート。これが外れれば同点にされる可能性もあった中で、リードを5点に広げた。河村には両軍最多25得点を奪われるも、4171人が訪れたホームで粘り強く勝利。古川は「非常にしんどい、厳しい、つらい試合が続いていた中で皆さんと一緒に勝ちたかった。何よりも今日勝てたことが一番最高です」と力を込めた。

2年連続のチャンピオンシップ進出へは勝ち続けるしかない状況だ。今日19日も横浜BCと対戦。ブースターに向けて古川は「ぜひ皆さんの力を貸していただき、一緒に連勝できるように頑張りたい」。残り19試合、絶対に諦めない。