フィギュアスケート女子で北京五輪5位の樋口新葉（22＝ノエビア）が、8カ月ぶりに観客の前で滑りを披露した。
3日、KOSE新横浜スケートセンターで開催されたアイスショー「プリンスアイスワールド横浜公演」に出演。新フリーとなる「Fix You～Paradise」の曲に乗り、ジャンプ機会は2回転まででそろえた。投げかけるような視線を印象的に、久しぶりの歓声の中で舞った。演技を終えると、会場からは「新葉ちゃん、お帰り！」の声も響いた。
午後の公演では、全てのプログラムが終わった後にリンクに。マイクを握り、「また競技に復帰できるように頑張っていきたいと思います」と誓った。
昨年9月、ロンバルディア杯（イタリア）を終えた後に、今季の全休を決めていた。団体銅メダルも獲得した北京五輪後には、右すねの外側の骨を疲労骨折し、精神的にも悩んだ上で決断を下していた。
3月26日には、明大の卒業式に出席。復帰時期は未定としながら、「元の競技レベルに戻せるようにしたい。その中でその先に全日本選手権やグランプリシリーズがあると思う」と見据えていた。
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