テニスの「全仏オープン」を総括し、12日の仏紙レキップ電子版が、「よかった点」として、加藤未唯(28=ザイマックス)が女子ダブルスでの失格から、混合ダブルスでは優勝を遂げた「加藤の大きなギャップ」をあげた。

同紙電子版は、23年大会の総括を掲載。それによると、「よかった点」として「(男子シングルで、フランス人の)ガエル・モンフィスの勝利(1回戦)」「コートNo.14での盛り上がり」「(女子シングルス優勝の)イガ・シフィオンテク(ポーランド)の祝典」「(女子シングルス準優勝)カロリナ・ムホバ(チェコ)の才能」などとともに、「加藤の大きなギャップ(差)」を伝えた。

加藤は6月4日の女子ダブルスで「運悪くボールガールズ(この彼女も泣いていた)に球を送った後、失格とされたことで体全体の涙を流していた」とし、その後、8日には混合ダブルスで「グランドスラム初のタイトルを獲得し、6万1000ユーロを手に入れた」とした。

これらの加藤の浮沈を、同電子版は「日本人のミユ・カトウが5日間でなした以上に、エモーションを引き延ばすのは容易ではない。彼女は、大会から除名され、次に優勝したのだ」などと報じた。

さらに「彼女の苦しみを消し、女子ダブルスの賞金没収(2万1500ユーロ)の埋め合わせとなる良い(かつ感動的な)方法だった」とし、加藤が違う種目で雪辱を遂げた流れについての見解を示した。(松本愛香通信員)