ラグビー「リーグワン」1部で今季5位となった東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(HC、51)が14日、一風変わった場所から定例記者会見に参加した。

会見は東京・府中市の施設で行われたが、ブラックアダーHCは4月に最終節を終えて、母国のニュージーランドへ一時帰国。W杯フランス大会後の12月に開幕する来季に向け、つかの間のオフを過ごしている。

会見場のスクリーンに映し出された同HCの背景には、美しい山々や木々が見えた。会見場では「(オンラインツールの)背景?」という声も挙がったが、途中、後ろを鳥が飛んでいたことからリアルな場所と判明。5月26日に同国の名門クルセーダーズの殿堂入りを果たした名将は「家の裏庭です」と笑顔を見せた。

リーグワン発足2季目は5位。リーグ戦4位で上位4チームのプレーオフ進出を決めた、横浜キヤノンイーグルス(最終的に3位)との勝ち点は6差だった。同HCは故障者が出た際の選手層、防御、キックの使い方、セットプレーなど課題を挙げた上で「次のシーズン、全てを形にしたい。(初優勝した)クボタ(スピアーズ船橋・東京ベイ)がしっかり戦えていたし『このレベルにいけば、自分たちも勝てる』という思いになった」と力を込めた。

来季はニュージーランド代表の世界的SOリッチー・モウンガ(29)、同国代表フランカーのシャノン・フリゼル(29)らが加入する。薫田真広ゼネラルマネジャー(GM、56)は「モウンガは知識と経験を裏付けに、ゲームコントローラーがギャンブルではない直感を働かせて、ビッグゲームを勝ちきる。ペナルティーが少なく、ファンの方にも愛される、真の王者になれるチームを作っていきたい」と誓った。【松本航】