世界ランキング7位の日本が、21年のVNL覇者で同2位のブラジルを3-2で破り、破竹の開幕7連勝を飾った。

同国に対しては、公式戦30年ぶりの勝利。1993年7月のバレーボール・ワールドリーグ(現VNL)予選リーグ以来の勝ち星を挙げた。同年から続く連敗も実に29で止めた。

出場16カ国中、唯一の負けなしで単独首位もキープした。第1セットから活躍した高橋藍(21)は「(世界の上位に)勝つためにやってきたところがある。今日、ブラジルを相手にフルセットでも勝てたことはいいと思いますし、いい日本のバレーボールが、世界相手に戦えるところをハッキリ出せたのかなと思いますし、すごく自信がついた試合になりました」と充実感を口にした。

以下、一問一答。

-1点を取り切れた要因は

「最後の5セット目からの集中力のところを、さらに。3、4セット目は少し欠いたところもあったんですけど、そこから集中力をもう1度上げて、また第5セット、0-0から、しっかりと自分のプレーというか、最後の1点まで取り切ろうと意識していたので、集中を切らさず、いけたのかなと」

-なぜ日本は強くなったのか

「かなり難しい質問ですけど、おのおのが何をすべきなのかチームの中で何をすべきなのか分かっていると思いますし、クオリティーの高さであったり、世界でやってきたことで自信を持ってやれているのかな。それが、日本が成長できている理由なのかなと思います」

-アルゼンチン戦に向けて

「切り替えて、しっかり準備をしないといけない。いいブロック、高さのあるチームですけど、そこに対して、どう戦っていくか。しっかりと勝ちにつなげていきたいなと思います」

◆日本のブラジル戦 最後に勝ったのは93年7月のワールドリーグ(現ネーションズリーグ)予選リーグで、当時も3-2だった。メンバーは前日本代表監督の中垣内祐一や元日立監督の松田明彦ら。その後は公式戦では2セットを奪うことすらままならず。昨年6月、ついに親善試合で3-0の勝利を収めたが、公式戦では7月VNL、8月世界選手権ともに善戦しながらもストレート負け。93年から29連敗を喫していた。

◆パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12。9~10月に開催される五輪予選「ワールドカップバレー」は、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、日本など3都市で対戦。各組上位2カ国が出場権を得る。ここで獲得できなかった場合は、五輪予選で出場権を獲得した6カ国とフランスを除く世界ランキング上位5カ国が出場権を得る。日本が出場権を逃した場合は、ランキングのために来年のネーションズリーグに出場し、ポイントを重ねていくことが必要となる。