サーフィン男子でプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)に参戦するコナー・オレアリー(29)が8日、都内で会見し、母の母国である日本への思いと、来年のパリ五輪出場へ意気込みを語った。

東京・国立市出身の日本人で元プロサーファー柄沢明美さん(62)を母に持ち、これまで出身のオーストラリア登録で国際大会に出場してきたが、日本サーフィン連盟(NSA)が先月、日本への登録変更を発表していた。

オレアリーはこの日の会見で「自分自身が日本の若いサーファーのお手本にもなれると感じたし、もう1つの祖国である日本を代表するという機会はなかなかない。与えられた機会を有効に活用したいと思った」と、自らの口で経緯を説明した。

「日本食が一番好き」と白い歯を見せるナイスガイ。国籍の登録変更へ迷いは全くなかった。「小さい頃から私の中の日本人をずっと感じてきた。母が英語が上手じゃなかったということもあって、家の中は完全に日本だった。1歩外に出るとオーストラリアに行くっていう感覚で、小さい頃から常に日本の環境の中で生活しているような感覚だった」と、幼少期から“大和魂”を持ち合わせてきた。

パリ五輪出場枠は原則として2枠が上限だが、昨年のワールドゲームズ(WG)で優勝した男子日本代表は最大3枠を確保している。すでに東京五輪銀の五十嵐カノア(25)稲葉玲王(26)が内定。オレアリーは、今季の戦績や国内選考会などの結果からNSAが総合的に判断する3枠目での出場を目指す。「出場権を得られればメダルを取ることが目標になる。私は特別な才能に恵まれいたわけじゃない。頑張ればここまで来られるんだということを私自身が体現して、日本の皆さんや日本の若いサーファーに対してインスピレーションを与えられればうれしいです」と力を込めた。

パリ五輪の舞台は、世界最難関とされるポイント、フランス領ポリネシアのタヒチ・チョープー。「パワーを生かしたサーフィンが得意。非常に大好きな場所です」と、190センチの巨体を揺らして笑った。