来夏のパリ五輪予選となるW杯でプールB首位の日本代表(世界ランキング8位)が、ベルギー(同14位)を3-0で下し、開幕5連勝を飾った。
全5戦ともにストレート勝ちを並べた選手たちに、真鍋政義監督は「まずは、あこの(22日からの)3戦、我々にとっては大一番なんでね、今日はまずサーブで攻めようということになりました。2セット以降は良かったですね」とたたえた。第1セットこそサーブミスが目立ったが、「安心して見ていた」という終盤の競り合いを28-26で先取すると、第2セット以降はサービスエースも生まれ、多彩な攻撃が光った。
23日にはトルコ(同1位)、24日にはブラジル(同4位)と強豪が控える。プールBで五輪出場権を手にするのは2チーム。同監督は「まずは明日。トルコ、世界ランキング1位なんでね、全員の力を結集してベストを尽くします」と誓った。
◆パリ五輪への道 パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。女子は中国(プールA)、日本(同B)、ポーランド(同C)で開催され16日に開幕する。男子はブラジル(同A)、日本(同B)、中国(同C)で30日に開幕し、男女いずれも各組上位2カ国の計6カ国ずつが出場権を得る。残る5枠は、男女ともに来年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時(6月)の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合は、VNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。