F1第20戦メキシコシティGPの金曜フリー走行で、角田裕毅(アルファタウリ)は今季5基目のパワーユニットとギアボックスを投入して最後尾スタートが義務づけられることとなった。

第15戦イタリアGPでトラブルにより1基失っており、ホンダによれば走行距離的には残り4戦を走り切ることができるとのことだったが、アルファタウリは新品を投入して攻めのレースをすることを選んだようだ。

「モンツァで新品のエンジンを失ったので、もう1基追加で投入しなければならない状況で、そういう意味ではメキシコが最適なタイミングだと判断しました。なので今週末はロングランに集中することになります」

FP1は規定により年1回義務づけられたF1出走2戦以下の若手ドライバーにシートを提供しなければならず、角田はFP2のみの走行。マシン挙動に違和感があったといい、データを確認していく必要があるという。

「普段のマシンと比べてマシンバランス的に少し変な挙動をしていて違和感を覚えたところがあったので、クルマが問題なく動いているのかどうなのかをまずデータで確認しないといけません」

予選ではQ2に進出してチームメートのダニエル・リカルドにスリップストリーム(前を走って空気抵抗を減らす)を与える戦略を採るというが、自身のラップタイムは追求しない。角田としてはレースに全集中したセットアップを施して最後尾からのポイント獲得を目指す。

「明日に向けて(2台でセッティングを分けて)チームとして沢山のデータを収集することができたので、これをチームとしてうまくまとめ上げたいと思います。。あくまでも決勝のためのクルマなので、予選のことはそれほど意識していませんし、そういったところも踏まえてエンジニアとよく話し合いたいと思います」(米家峰起通信員)