負けられない“九州ダービー”を迎える。全国高校ラグビーは5日、大阪・花園ラグビー場で準決勝2試合が行われる。佐賀工は4日、奈良県内で約3時間の最終調整。隣県の宿敵、東福岡との大一番を前に臨戦態勢を整えた。CTB大和哲将(てっしょう)主将(3年)は「勝てるイメージはある」ときっぱり。「あとは戦うだけ。やることはやった」と自信をみなぎらせた。

伝統校としてのプライドがある。「ずっと負けている。もう、同じ相手に何度も負けられない」。東福岡とは2大会連続の顔合わせ。花園通算成績は0勝4敗。現チームも九州大会など公式戦で3連敗中で「打倒・ヒガシ」をチームの旗印としてきた。「リベンジの時が来たという感じ。すべてをぶつけて戦う」とラストチャンスで借りを返すつもりだ。

練習終わりには同校OBで元日本代表の五郎丸歩氏(37)らを育てた小城博総監督(73)が選手にゲキを飛ばした。「我々の教えはすべて終わりました。あとは君たちが、どう覚醒していくか。あと2試合勝って終わりましょう」。大和主将は「小城先生のために、応援してくれる方のためにも絶対に勝つ。限界を超えた力を1人1人が出していきたい」と並々ならぬ覚悟を示した。

大会初の九州決戦となる準決勝を制し、悲願の花園初優勝へはずみをつける。

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