女子400メートル個人メドレーで明大1年の成田実生(みお、18=ルネサンス金町)が銀メダルをつかんだ。自己記録4分33秒26で、ジェナ・フォースター(オーストラリア)と同着。初の表彰台に立った。男子400メートル個人メドレーでも、初出場の松下知之(20=東洋大)が自己ベスト4分8秒32で銀メダル。日本競泳陣は男子200メートル自由形銅メダルの村佐達也(イトマン東京)、男子200メートル平泳ぎ銀メダルの渡辺一平(トヨタ自動車)と合わせてメダル4個で大会を終えた。
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成田が世界最高峰の舞台で、その名を売った。前半の200メートルを7番手で折り返しながら、平泳ぎで3番手、最後の自由形で2位へと上げた。自己ベストを2秒13更新する泳ぎだった。
22年の世界ジュニア選手権で3冠を獲得。新星として期待を集めながら、国際舞台でメダル争いは遠かった。この日も4分25秒78で金メダルを獲得した同い年のマッキントッシュ(カナダ)らが飛躍を遂げる中、6位入賞のパリ五輪後も地道な強化を続けてきた。
女子個人メドレーは21年東京五輪で、大橋悠依が200メートル、400メートル2冠。成田もその背中を追い「一番の魅力は全種目が詰まっているところ」と明かす。幼少期は好きだった塗り絵も1冊が終わらない間に、2冊目を買ってもらっていた自称“飽き性”。4種目を泳ぐ特性が自分に合ったといい「同じ種目をずっと練習するより、変わった方が楽しい。まんべんなく練習できるところが、すごく好き」と魅力を語ってきた。
大会前には「夢のシンガポールで、今までの最高結果を出す」と誓いを立てた。夢の詰まった大舞台で、宣言通りに輝きを放った。


