日本(世界ランク9位)がフィジー(同10位)に28-34で敗れた。雨中の試合でミスを重ね、国内組で構成された相手に苦戦。9月にパシフィック・ネーションズカップ(PNC)決勝で撃破した強敵からの連勝を逃した。27年W杯オーストラリア大会開幕まで1年を切る中、課題を残した。日本協会創立100周年記念試合として史上初めて女子代表(同12位)とダブルヘッダーでも開催された。
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白の特別ジャージーで、白星を狙った。1926年創立の協会100周年記念試合。つかんだものは黒星だった。ディアンズ主将は「やりたいラグビーができず、すごく悔しい。簡単なミスが多くて、相手にボールをあげた」と悔やんだ。
雨の影響もあり、ミスを連発した。前半25分に自陣でのパスミスから失点。後半4分に敵陣でボールを失い、簡単に80メートルを突破されてトライを許した。ブレークダウン(ボール争奪戦)では劣勢に立たされ、終盤の好機では、ボールが前にこぼれた。相手が退場し、前半途中から20分間は1人多い状態で戦う時間もありながら、勝利を逃した。
それでもジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「ゴルフでOBを打とうと思って打つやつはいない。自分にできることは、しっかりとチームを準備させて、気持ちのこもったプレーをさせる。それはできていた」と誇った。会見終盤には日本語で「オータニさん、調子悪いね」とぽつり。世界一と称されるドジャース大谷翔平投手ほどの男でも、今季終盤は本調子ではなかったことに重ね「今日はオータニデーだった」と本来の力ではないと強調した。
この100年、日本は少しずつ立場を変えてきた。かつてW杯では13連敗。100点以上取られた試合もあった。15年W杯で強豪南アフリカを撃破し、19年には史上最高のベスト8を達成。ここ10年ほどで、めざましい進化を遂げてきた。指揮官は、以前は強豪と「80点くらいつけられる国だったが、15、19年で日本ラグビーの歴史が大幅に変わった。世界の強豪たちと肩を並べるくらいの国になった」と胸を張った。1年後のオーストラリア大会ではベスト4を掲げる。試金石ともなる、来月に欧州で行われる強豪と4連戦に向けて、ディアンズ主将は「全試合、勝つつもりで戦いに行く」と力強く誓った。トップ4に入るには、金星は欠かせない。【飯岡大暉】


