【アンジェ(フランス)=松本愛香通信員】2月のミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)は、70・66点で3位発進となった。
緊張感の漂う面持ちで臨んだ今季GP初戦。冒頭の大技トリプルアクセル(3回転半)は、空中で体が開いて1回転半となった。「本当に何が起こったか分かんない感じでした」。跳べる感覚があっただけに「なんでできなかったんだろうとか、もう1回やり直したいっていう思いがある」と悔しさをにじませた。
それでも、その後のルッツ-トーループの連続3回転で出来栄え点(GOE)1・69点、3回転ループでも1・47点の加点を引き出した。ステップシークエンスと3つのスピンは全て最高のレベル4。「次のジャンプに向けて気持ちを切り替えるっていう練習は自然とできていた」とミスを引きずらずに滑りきり、得点には「失敗した割には良かった方かなと思っていて、そんなに落ち込むこともなかった」と前を向いた。
昨季はGPシリーズデビュー戦だったこの大会で、坂本花織らを抑えて初出場優勝を飾った。首位の青木祐奈とは5・65点差。24日(日本時間25日)のフリーへ「今は燃えてます。もう1回ショートやりたいぐらいの気持ちと体力がまだ残っている」と、逆転での連覇を見据えた。


