日本体操協会(二木英徳会長)が4月1日から日本トランポリン協会(森喜朗会長)を事実上吸収合併し、体操、新体操と並ぶ一部門としてロンドン五輪に向けた強化や運営などを行うことが5日、分かった。日本体操協会が18日に開く評議員会で承認される見通し。

 2000年シドニー五輪でトランポリンの実施競技入りを受け、両競技の国際連盟は合併したが、国内では再編が遅れて別組織で活動。日本オリンピック委員会(JOC)の選手派遣や強化費配分の手続きが煩雑になるなど、運営上の弊害が長年指摘されていた。日本トランポリン協会は「本来あるべき姿の1カ国1組織の形を取るべく、体操協会に帰属すべきである」との結論に達し、4日の総会で合併の方針を決めた。