全国高校ラグビー大会で初優勝を果たした大阪桐蔭(大阪第1)が決勝から一夜明けた8日、大阪市内の宿舎を後にした。前夜は食事会場での一発芸や、マジックなど出し物で祝い、CTB松山千大主将(3年)は100件を超える祝福を受けて「日本一になったんだな」と実感が湧いた様子。野球部で春夏連覇時に主将を務めた中川卓也(3年)からは「感動した! おめでとう!」とメッセージを受け取ったという。

新チームは10日に始動予定で、主将は未定。怪物フランカー奥井章仁ら2年も多く残る一方、綾部監督は「試合に出た選手たちが中心になると思うが、今年と同じチーム力では勝てない。全体的に底上げしたい」と言い切る。帝京大に進む松山は「来年も(頂点を)取れる力がある。『綾部先生についていけば2連覇できる』と伝えました」と下級生に新たな夢を託した。