ラグビー日本代表は16日、宮崎市内で行っている合宿におけるグラウンド練習を終えた。午前は戦術練習など実施し、午後からはウエートトレーニングの予定。17日は「君が代」の歌詞にもある「さざれ石」を宮崎・日向市の大御神社まで見に行くといい、同日に合宿を打ち上げる。

途中に休養日を挟みながら、約1カ月あまり続いた合宿に選手は充実感を漂わせた。フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)は「(恥骨炎症で)全くできない状態から始まって、最後はほとんど練習に参加できた。僕にとってもいい合宿だった」。SH田中史朗(34=キヤノン)は「4年前より、今回の方がきつかった。強度もですし、フィットネスも。エディー(ジョーンズ前ヘッドコーチ)の時より、ウエート(トレーニング)もきつかった。日本のレベルは上がっている」と手応えを示した。

9月開幕のワールドカップに向け、まずは今月27日からパシフィック・ネーションズカップに臨む。初戦は同日のフィジー戦(岩手・釜石鵜住居復興スタジアム)となり、リーチは「今までのフィジーの中で一番強い。日本代表の成長を見せられる試合」と気持ちを高ぶらせた。