静岡市葵区内のラグビーワールドカップ(W杯)公式イベント「ファンゾーン」が13日、最終日を迎えた。大会開幕の9月20日から今月9日まで、計8日間の総入場者は6万5104人(うち外国人2858人)。最終日も合わせると、約7万人が訪れたとみられる。この日は台風の影響で規模を縮小したが、午後5時の開場前に1400人以上が並び、開場30分で約2000人(同30人)が来場。期間中2度目の入場制限がかかった。

日本代表の快進撃でラグビー熱が高まり、当初の来場者数予想をはるかに上回った。「(入場制限は)うれしい想定外」と主催者。期間中は大きな事故やトラブルはなかったという。最終日は注目の日本-スコットランド戦のパブリックビューイングを行い、ファンの大歓声が響き渡った。

場内ではビールを販売。開幕の日本戦では、用意した50タル(1タル15リットル)が完売し、緊急追加。その後の日本戦では1日100タルに加えて、予備も用意した。担当者は「日本戦の日は目が回るほどの忙しさだった」と振り返った。

オフィシャルグッズの販売担当も「想像以上の売れ行きだった」と笑顔。タオルや帽子、ラグビーボールは9月中に売り切れた。大会ロゴマーク入りのTシャツも人気で、追加で入荷された。【倉橋徹也】