ラグビー日本代表(世界ランキング6位)は20日、東京・味の素スタジアムで、ワールドカップ優勝2回の南アフリカ(同4位)との準々決勝に臨む。19日は都内で最終調整した。

1次リーグ初戦のロシア戦から先発出場を続けるSH流が、天性の声でチームを先導する。都内で行われた練習で率先して声を出すなど、ここまで枯らすことなくチームメートを鼓舞し続けている。のどのケアに気を使っているのかと思いきや「してないです」ときっぱり。続けて「親から授かったもの。自分でもいい声だと思っているので親には感謝したいと思います」と自画自賛した。

激しいFW戦が予想される南アフリカ戦に向けて「声をかけながら、FWとチームにエナジーを与え続けるのが役割」と自慢の声で味方を操る。味方によくかける言葉は「ネクストジョブ。次の仕事をしよう」。失敗を引きずらずに、次のプレーへの素早い切り替えを意識付けさせている。未知なる舞台でも変わらず声を張り続け、ネクストステージの壁を破る。