ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で史上初の8強入りを果たした日本代表のWTB松島幸太朗(26=サントリー)が8日、都内のクラブハウスで取材に応じ、大会を振り返った。

準々決勝で敗れた南アフリカとイングランドによる決勝戦を観戦したといい「自分たちに勝ったチームが優勝してうれしいし、その半面やっぱり勝ちたかったなって思った。次の大会でいい結果を残したい気持ちになった」と率直な心境を語った。

W杯では5トライと活躍。南アフリカから金星を奪った前回大会から、さらに自信を得た。一方で、さらなる進化も模索中で「今後はヨーロッパのクラブチームでやれれば。自分のレベルアップに必要な環境だと思う。いい話があれば考えていきたい」と欧州挑戦へ意欲を見せた。

23年フランス大会も見据える。出場意欲を問われると「それはもちろんあります。代表に呼ばれればいきたいです」と即答。さらに「ベスト4以上を狙えるチームにしないといけない」と、今大会で乗り越えられなかった大きな壁に再挑戦する。「もっと伸びる部分はあると思う。選手としてできあがっているとは思わないので貪欲にやっていきたい」と決意した。

来年1月からトップリーグが開幕する。初戦の相手は日本代表で主将を務めたリーチ・マイケルとフランカー徳永祥尭が所属する東芝。「リーチと徳永をしっかりつぶしていきたいなと思います」とニヤリとして、報道陣を笑わせた。