大相撲の横綱白鵬(25)は26日、師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)らとともに堺市内の保育園や老人ホームなど3カ所を訪問した。八百長問題を受けて日本相撲協会は社会貢献活動を奨励しており、問題発覚後に横綱が活動するのは初めて。

 白鵬が所属する宮城野部屋では例年、堺市内に春場所の宿舎を置いている。場所は中止となったが、この日東京から移動し、記念撮影や園児と相撲を取るなどして交流。「角界が大変な状態ではありますが、力士たちは一生懸命やっていますので応援よろしくお願いします」とあいさつする場面もあった。また、老人ホームでは「泣いている方が何人かいて、ぐっとくるものがあった」と話した。

 全ての訪問を終えた白鵬は「大阪に来て良かった。応援の力はものすごいものを感じる。あらためてファンあって我々がいる」と述べた。

 28日にも堺市内の幼稚園を訪問する予定。