西前頭10枚目の千代の国(23=九重)と西前頭11枚目の栃ノ心(25=春日野)が名古屋場所6日目の12日、休場した。ともに千秋楽まで休場すれば十両転落が確実となる。

 5日目の碧山戦で左脚を負傷した千代の国は日本相撲協会に「左大腿(だいたい)二頭筋損傷、左大腿血腫で約15日間の通院加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は昨年夏場所以来で8度目。

 栃ノ心は「右膝前十字靱帯(じんたい)断裂、右膝内側側副靱帯断裂で2カ月間の休養加療を要する」と診断された。5日目の徳勝龍戦で痛めた。休場は2006年名古屋場所以来2度目。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は休場が長期となる可能性にも触れ「たとえ幕下に落ちてもまだ若い。すぐに上がってくるから、まずはしっかり治すこと」と話した。

 6日目に千代の国と対戦予定だった豊響と栃ノ心の相手だった翔天狼は不戦勝となる。