今場所から審判委員となった浅香山親方(元大関魁皇)は10日、両国国技館での土俵祭りに出席し「いよいよだね。目の前の一番一番に集中したい」と表情を引き締めた。9日に散髪を済ませ、準備も万端だ。

 審判は親方5人一班が交代で土俵下に座り、序ノ口からの勝負を見極める。常に観客の視線を浴びる花形の要職とされる。

 浅香山親方は現役時代から好敵手の藤島親方(元大関武双山)のほか、錣山親方(元関脇寺尾)や高田川親方(元関脇安芸乃島)と大相撲ブームを彩った名力士らと同じ班。

 華やかなメンバーに名を連ね「体調管理に努め、早く仕事を覚えたい」と張り切っていた。