<近畿学生野球:奈良産大5-0大工大>◇29日◇1、2部入れ替え戦◇大阪・豊中ローズ

 元監督らの療養費不正受給で対外試合禁止処分を受け、不戦敗で1部最下位になっていた奈良産大が2勝目を挙げ、1部残留を決めた。小倉彰信投手(4年=天理)が2部1位の大工大を4安打完封。ドラフト上位候補の吉田利一捕手(4年=奈良広陵)も、好リードで小倉を支えた。1回戦では7回コールド勝ちしながら、前日の2回戦は延長15回引き分け。3回戦までもつれこんだだけに、三木孝広監督(44)は「残留を決められてほっとしました。秋は“奈良産大は変わったね”と思って頂けるような試合をしたい」と語った。