<神宮大会:東海大1-0九産大>◇4日目◇16日◇大学の部準決勝◇神宮

 九産大(九州3連盟)が東海大(関東5連盟)に惜敗し、5年ぶりの頂点には届かなかった。0-0の6回、先発の下平裕次郎(2年=伊万里商)が相手4番の伏見寅威(とらい)捕手(3年=東海大四)にソロを浴び、それが決勝点になった。日本ハム4位指名のエース榎下陽大(4年=鹿児島工)は8回から登板し、1イニングを完全投球。味方打線の反撃を信じて投げたが、逆転はならなかった。「投げさせていただいて本当に感謝しています。大学4年間で学んだすべてを出すつもりで投げました」と涙を浮かべた。