今秋のドラフト候補に挙がる東京ガス・木村雄太投手(22=秋田経法大付)が3日、東京・大森の同社グラウンドで行われた東農大とのオープン戦で今季初登板した。7回からマウンドに上がり、3回を被安打3の1失点。189センチの左腕が繰り出す速球は最速142キロをマークした。

 木村は広報を通じ「久しぶりの実戦で緊張はありましたが、マウンドに立つことができ大変うれしく思います」とコメントした。昨年3月に西武からの金銭供与が発覚し、同19日から1年間の謹慎、対外試合出場禁止処分を受けた。現在も処分中ながら、日本野球連盟は先月、1日からのオープン戦出場は認めていた。

 ネット裏には一昨年のドラフトで3巡目指名を拒否された横浜、巨人のスカウトが陣取った。横浜武居スカウトは「久しぶりの実戦ですが、角度もあるし球威もある。いい投手です」と話した。「公式戦復活は18日からの東京スポニチ大会となる。