<社会人野球日本選手権関東地区予選:NTT東日本5-0東京ガス>◇代表決定戦◇16日◇越谷市民球場

 ドラフト候補に挙がる東京ガスの左腕・木村雄太投手(23=秋田経法大付)が16日、日本選手権関東代表決定戦でNTT東日本に敗れ、プロ入りへの心境を明かした。試合後、「(プロ入りの)気持ちはありますが、一からリセットして考えたい。監督さんと話し合って決めたい」と話した。

 0-5の完敗だった。連投の木村は4点差がついた5回から3番手で登板、4回を被安打2、奪三振4の1失点だった。「疲れがあったと思います」。15日の鷺宮製作所戦は3安打完封、初戦(10日)の東芝戦は2安打完封。孤軍奮闘しながら本大会出場はならなかった。

 昨年のドラフト会議は、対外試合禁止の処分中だった。06年に横浜から3巡目で指名されながらロッテを希望して拒否。その後、西武の裏金問題が発覚して1年間、対外試合を禁止された。2年ぶりにドラフト対象となる木村。菊池壮光監督(40)は「監督としては(チームに)残って欲しいですよ。本人と話して結論を出したい」と語った。