<東京6大学野球新人戦:早大6-4法大>◇決勝◇6日◇神宮

 早大が6-4で法大を破り、3季連続27度目の優勝を決めた。横浜にドラフト1位指名された松本啓二朗外野手(4年=千葉経大付)の弟、歩己内野手(1年=千葉経大付)が「6番遊撃」で先発出場し、2安打1盗塁と活躍。

 「ドラ1」の弟が、観戦する兄の前で力を見せた。初回1死満塁から左前適時打を放つと、7回には内野安打で出塁した直後の2死一、三塁からダブルスチールで貴重な追加点を奪った。スタンドでは母校の監督、父吉啓さん(50)も観戦。「秋は1回もベンチに入れなくて悔しかった。新人戦で少しでも結果を出したかった」と喜んだ。兄とは違い、高校時代から遊撃手で、俊足のスイッチヒッター。ドラフト指名された直後は「おめでとうって言いました。いつかは自分もいきたい」と目標にする。啓二朗外野手は「自分に厳しくやっていって欲しい」とエールを送った。