早大・斎藤佑樹投手(2年=早実)が、今春のリーグ戦から新球チェンジアップを使用する可能性を明かした。沖縄・浦添キャンプ2日目の4日、初めてブルペン入りし100球を投げ込んだ。チェンジアップを数球試投し「使えたら使いたい。あとはコントロール」と課題を挙げた。

 現在はスライダー、フォーク、ツーシームを使う。球種を増やす考えはないとしていたが、チェンジアップは「腕の振りを確認するため」と高校時代から練習に取り入れてきた。12日からの紅白戦でテストする考えだ。

 この日は西武、ソフトバンク、中日、ヤクルトのスカウトが訪れた。「4年生の先輩がいるし、まだ関係ないと思っている。今の(ドラフト)制度では選んでもらう立場なので、それまでに自分の評価を上げられたら」と刺激材料にする。

 投球時の歩幅を6歩から7歩に広げ、リリースポイントがより前に出た。応武篤良監督(50)は「7、8割に見えたボールを本人は5、6割と言っていた。期待できる」と、着実なレベルアップを認めている。【前田祐輔】