東北の大学野球の「オールスター」戦が初めて行われることになった。第1回東北地区3連盟大学野球対抗戦が7月10、11日、秋田県大館市の大館樹海ドームで開催される。北東北、仙台6大学、南東北の各連盟が、春季リーグのベストナインを中心に選抜チームを編成。総当たり戦を行う。

 選手は1チーム20人。春季リーグのベストナイン(DH含む)と監督推薦(2部を含む)で編成する。監督は春季リーグ優勝大学の監督、コーチは同2、3位の監督が務める。順位は決めない。

 東北の大学野球は近年、レベルアップが著しい。全日本大学選手権では04年に東北福祉大(宮城=仙6)が2度目の優勝。09年は富士大(岩手=北東北)が準優勝した。また八戸大(青森=同)が04年と10年、東日本国際大(福島=南東北)が07年、ともにベスト4進出。多くのドラフト指名選手も生んだ。

 こうした中で、初の「オールスター」開催。先の全日本大学選手権で活躍した選手など、各連盟えりすぐりの選手がハイレベルのプレーを披露する。【北村宏平】